【保存版】豊栄舞(とよさかのまい)とは?意味・歴史・振付・装束まで詳しく解説|巫女舞を学びたい方へ

目次

■ はじめに

「豊栄舞(とよさかのまい)」は、神社で奉奏される代表的な巫女舞(神楽)の一つです。
静かでありながらも内側から澄みわたるような美しさを湛えるこの舞は、日本の“祈りの文化”を象徴する感謝の舞とも言われています。

近年では「心を整える」「所作が美しくなる」「和の習い事として魅力的」といった理由から、巫女舞や神楽に興味を持つ女性が増えています。

それでは、豊栄舞の魅力を深掘りしていきましょう。

巫女舞に興味がある方、日本文化を深く学びたい方のための「決定版ガイド」としてお読みください。

■ 豊栄舞(とよさかのまい)とは?

神前に捧げる「平和」と「豊穣」の舞

豊栄舞は、神社本庁が制定した祭祀舞の一つです。また、古くから神社で奉納されたり、結婚式でも回れることの多い巫女舞の代表曲です。、別名 乙女舞とも呼ばれます。

「豊かに栄える」という名の通り、五穀豊穣・平安・繁栄を祈る舞として発展してきました。

豊栄舞は、「右舞(うまい)」と言い、舞の間は常に「右が上座」になります。静かな曲調でゆるやかに丁寧に舞うのが特徴です。

いつどこで、舞われるのか?

豊栄舞は、主に次のような神事や祭礼で奉納されます。

月次祭、その他祭祀

地鎮祭、竣工祭

結婚式

神前奉納の特別行事

※祭式の他にも、個人的に神社で奉納舞をすることも出来ます。

■ 豊栄舞の曲と歌詞(意味)をわかりやすく解説

豊栄舞の構成は、1番+間奏(風車)+2番となっています。間奏を抜いて舞う場合もあります。

豊栄舞の歌詞

1番

あけの雲わけ うらうらと  豊栄昇る 朝日子を

(あけのくもわけ うらうらと とよさかのぼる あさひこを)

神のみかげと 拝めば その日その日の 尊しや

(かみのみかげと おろがめば そのひそのひの とおとしや)

間奏(実際には、演奏のみされています)

風車 風の随(まにま)に 輪旋(めぐる)なり

(かざぐるま かぜの まにまに めぐるなり)

止まず旋(めぐ)るも 止まず旋るも

(やまず めぐるも やまず めぐるも)

2番

地にこぼれし 草のみの 芽生えて伸びて 美しく

(つちにこぼれし くさのみの めばえてのびて うるわしく)

春秋飾る 花見れば 神の恵みの 尊しや

(はるあきかざる はなみれば かみのめぐみの とおとしや)

歌詞の意味

1番は、毎日のぼる朝日(太陽)の光は、まさに豊に栄えるこの世の中の源。その源は、神様の御影(みかげ)お姿そのものであります。一日一日を過ごせることが尊いのです。今日という日を、豊に栄えるこの世を与えてくださる神様に感謝いたします。

2番は、大地の恵みに感謝をいたします。春夏秋冬、四季に訪れる野菜、果物などは私たちの命の源。その恵み(命)をいつ何時も1年を通して与えてくださる神様に感謝いたします。本当に尊いことです。

歌詞の解説

歌のことを、唱歌(しょうか)と言います。七五調で構成されており、「越天楽(えてんらく)」の調子で歌われています。余談ですが、あの有名な「黒田節(くろだぶし)」も越天楽調ですね。

おすすめ音源(CD)をご紹介します

小野雅楽会から出されております「祭典楽」のCDです。

私の教室では、第1部にあります「7. 豊栄舞(拍子ゆっくり目)」をおすすめしてます。



【第1部】
1. 平調音取(ひょうじょうねとり)
2. 菅掻(すががき)
3. 五常楽急
4. 朝日舞(拍子さっくり目)
5. 朝日舞(拍子ゆっくり目)
6. 豊栄舞(拍子さっくり目)
7. 豊栄舞(拍子ゆっくり目)
8. 陪臚
9. 慶徳

【第2部】
10. 壱越調音取
11. 祝婚歌(祝婚歌)
12. 胡飲酒破

【第3部】
13. 盤渉調音取
14. 菅掻(すががき)
15. 白柱
16. 誄歌(るいか)
17. 追慕歌(ついぼか)
18. 千秋楽

演奏: 小野雅楽会

■ 豊栄舞の装束 ― 白×緋の“神に仕える色”

豊栄舞の装束は、

・白衣(はくい)

・緋袴(ひばかま)

・千早(ちはや)  → 白無地もしくは、青摺(あおずり)松鶴文様入

・白足袋(しろたび)

・捕り物(とりもの) → 榊(さかき)もしくは、季節のお花

※捕り物(手に持つもの)の榊に装飾をする場合もあります。

装束の意味

この伝統的な色には深い意味があり、

白…清め、神聖、祓いの色

緋…生命力・太陽の力・魔除け

白と赤は最も神聖な配色とされています。また、榊などの神具を合わせることで、
舞の意味がより際立ちます。

■ 豊栄舞はどんな人に向いている?

最近、巫女舞を習う理由で多いのは次のような声です。

・美しい所作を身につけたい

・自分を整える時間が欲しい

・日本文化を深く学びたい

・巫女舞の神聖さに惹かれる

・神社や神道に興味がある

・和の習い事として魅力を感じる

豊栄舞には、激しい運動はありません。
年齢に関係なく始められ、心と体を穏やかに整えてくれます。

40代以降の女性からの人気が高いのも特徴です。

■ 現代における豊栄舞の魅力

豊栄舞が“今”注目されている理由には、
次のような時代背景があります。

● 心を静める習い事が求められている

忙しい現代の女性が惹かれるのは、
「静かで整う時間」。

豊栄舞は、まさに瞑想のような舞です。

● 美しい所作は一生もの

巫女舞を習う方から多くいただく声が、
「立ち姿が変わった」
「歩き方が美しくなった」
「写真映えがよくなった」
など、所作の変化です。

● 日本文化への関心が世界的に高まっている

豊栄舞は、外国人にも人気があります。
神聖で、静かで、美しい舞は、
“日本人の心”そのものと言えるからです。

■ 巫女舞(豊栄舞)を習ってみたい方へ

当教室では、初心者の方でも安心して学べる

伊勢から伝わった神職巫女が教える
豊栄舞レッスンをご用意しています。

・所作の基礎

・捕り物の扱い方

・豊栄舞の振付、意味

・神様を身体に通して舞う方法

など、御神事のお作法も丁寧にお伝えしています。

オンラインレッスンにも対応しているため、
全国どこからでもご参加いただけます。

● 豊栄舞体験レッスンも随時行っております。

体験レッスンのお申し込みはこちらから

もし「学んでみたい」というお気持ちが少しでもありましたら、
ぜひ、一歩踏み出してみてください。

豊栄舞を奉納した様子を動画公開中■ 九つの柱に守られているはしら神社にて

今回は、生徒さんの巫女舞奉納をご縁いただきました御礼に、舞を奉納してまいりました。とても不思議な神社で、神社の周りの町名が「一柱」「二柱」「三柱」「四柱」「五柱」「六柱」「七柱」「八柱」「九柱」になっておりまして、生徒の子供さんたちが口を揃えて「鬼滅の刃だ〜」と喜んでいました。

そんな不思議な神社は愛知県豊橋市にあります「橋良神社」。主祭神は、建速須佐之男命。是非、一度足を運んでみて下さいね☆

下の画像をクリックすると、動画を視聴できます

【まとめ】豊栄舞は“祈り・美しさ・静けさ”が調和する日本の伝統舞

豊栄舞(とよさかのまい)は、神社本庁が制定した祭祀舞であり、古くから神前に奉納されてきた代表的な巫女舞です。
「豊かに栄える」という名のとおり、五穀豊穣や平安を願う祈りの心が込められ、結婚式や祭礼など数多くの神事で舞われてきました。

歌詞(唱歌)は越天楽調で歌われ、「朝日の恵み」や「大地の実り」への感謝が美しく表現されています。
その清らかな詞章に合わせ、ゆるやかで丁寧な所作を重ねることで、舞う人の心も自然と整っていきます。

装束は、白衣・緋袴・千早という神聖な色彩が特徴。
白は清め、緋は生命力や魔除けといった意味を持ち、榊やお花といった神具を持つことで祈りの舞はより一層引き立ちます。

豊栄舞は激しい動きがないため、年齢に関係なく始めやすく、
「美しい所作を身につけたい」
「心が落ち着く時間を持ちたい」
「神道や和の文化に触れたい」
という女性から特に支持されています。
40〜60代の方からの人気が高いのも特徴です。

現代では“心を整える習い事”として注目され、
ゆっくりとした動きは瞑想のような効果があり、美しい所作は日常の姿勢や歩き方にも良い影響を与えます。
また、静かで神聖な舞は外国人にも高い評価を受けています。

巫女舞を体験してみませんか?

また当教室では、伊勢から伝わる神職巫女の作法をもとに、
初心者の方でも安心して学べる豊栄舞レッスンを開催しています。

オンラインレッスンにも対応しているため、全国・海外からもご参加いただけます。

まずはお気軽に、豊栄舞の体験レッスン

舞うほどに心が静まり、美しい自分へ整っていく感覚を、ぜひ一度味わってみてください。

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